こんにちは。HappyAromaLife-ハッピーアロマライフです。
本日はラヴァーレブログより池袋校こいけ先生の投稿を修正して掲載しております。
精油はとても種類が多く、香りや組み合わせ…考えれば考えるほど奥が深く悩ましいもの。精油の選び方について、改めて参考になればと思います。
どんな精油を持つべき?生徒様から聞かれる質問
アロマのレッスンにも少し慣れて、いろいろと気になる精油が出てきたなぁ
と思い始めている生徒様から聞かれることがあります。
「家ではどんな精油を持っているのですか?」
アロマを始めてから、家にも精油が欲しいなぁって思うけれど、
「さて、いったいどの精油にしようかな?」と迷ってしまう方も多いのかなと思います。
レッスンではたくさんの精油があるのであれこれ悩みますよね。
私が質問をいただいた時にお伝えしていることですが、少しでも参考になれたらと思います。
どんな精油を持つべき?シーンで考える
①好みの香りの精油を選ぶ!
まず、好きな香りであることは大切ですね!
自分の好みはどんな香りかな?
柑橘系、フローラル、スッキリした香りが好き…など
まずはこうした好みで選んでみましょう。
②使うシーンで精油を選ぶ!
自宅で使うときに『どんな使い方をしたいのかな?』ということもイメージしてみましょう。
そうすると、たとえば
「立ち仕事で足が疲れて・・・」
「家族のカゼ予防に」
「トレーニング後のケアに」などなど
使いたい場面が思い浮かんでくるはずです。
それに合わせて考えてみましょう。
心に作用する精油…身体に作用する精油…
すると、少しずつ精油が厳選されていきますね。
③使うヒトで精油を選ぶ!
最後に忘れてはいけないのが、精油の注意・禁忌事項です。
香りが好きでも、自分に・家族に使える精油では無いと意味がありません。
例えばラベンダーアングスティフォリア、ネロリなど
老若男女問わず不快感を感じにくい香りといったポイントをベースに
精油を常備していると使える幅が広がります。
④困った時は相談して選ぶ!
好みや組み合わせなど考えれば考えるほど、中々選びにくいもの。
そんな時は、ぜひショップの店員さんやスクールの先生に相談してみて下さい。
一緒に楽しみながら選ぶ事もできますよ!
ひらめく精油を見つけてみる
似たような精油ばかりではなく、異なる香りの分類から1つずつ選ぶこともおすすめです。
何故ならちょっとした事で香りの好みが変わる可能性もあるからです。
香りの感じ方は、その日の気持や体調によって変化する
そもそも「香り・匂い」というものは、香りやすさも自分の感じ方も毎日一定ではありません。
そのため、昨日好きだった香りが今日は苦手になる事もよくあります。
気温や湿度…匂いの感じさすさ、届きやすさ、持続時間に影響
体調や気分…快適不快感の感じやすさに影響
また、女性はホルモンバランスの周期がある事から、香りの好みも日々変化しがちです。
年齢を重ねる事によって、服の好みが変わるように
香りの好みが変わるというのもよくある話なのです。
記憶によっても香りの好みが変化する
匂いが記憶を呼び覚ます、
プルースト効果・プルースト現象という、香りと脳の関係を示す現象があります。
ある特定の香りから、それにまつわる過去の記憶が呼び覚まされる心理現象。 フランスの文豪マルセル・プルーストの代表作『失われた時を求めて』の主人公が作中で同様の体験をすることから、
コトバンク:プルースト現象
こう呼ばれる。2013年、この現象により脳の一部の働きが活性化し、
健康状態も改善するという検証結果を、
花王感性科学研究所や愛知医科大などの研究グループがまとめ、
日本ストレス学会で発表した。それによると、プルースト現象につながる香りは、
快感に関わる大脳前部の前頭眼窩野(ぜんとうがんかや)や、
記憶に関与する大脳内側の後部帯状回の働きを活性化させることが分かった。
同時に、炎症を起こす血液中の体内物質を減少させ、体調をよくすることも確認されている。
また嗅覚と記憶、そして感情は密接に関係をしており、
嗅覚、そして脳の情動を操る部位には、特殊な関係があります。
更に「匂いによって想起される記憶は情動的な反応を引き起こす」という事も研究結果でわかっており
楽しい・ポジティブな体験をした時に嗅いだ香り…いい匂い!好きな香り!!
楽しくない・ネガティブな体験をした時に嗅いだ香り…悪い匂い!嫌いな香り!!
となるわけですね。
ご自身の子供のころによく嗅いだ香りはありませんか?
そういったものをベースに考えてみるのも面白いですよ。
因みにHappyAromaLifeのなかのひとは
小さい頃から柑橘類が身近にあったので、柑橘類の精油を嗅ぐと落ち着きます(^^)
おわりに
私もアロマセラピーを始めたころは精油がこんなにも種類が多いとは思わず、
同じような質問をした覚えがあります。
いきなり沢山の精油を選ぶ必要はありませんので
ご自身のペースでまずは2~3本から選んでいって欲しいと思います。
また、芳香程度に使うのであればプラナロムではない
グレードを落とした精油で自分の好みに合わせた香りを探してみるのもおすすめです。