読書や勉強などに勤しみ易い秋の夜長。
集中して、ハッと気づいたらこんな時間!なんてこともあるのではないでしょうか?
気持ちが高ぶって寝つきが悪そうな時は気分転換にアロマをご使用してみてください!
本日は頑張ったご褒美にぐっすり眠れるように『ベルガモット』をご紹介します。
ベルガモットとは
「ベルガモット」はイタリアの小都市ベルガモでこの木が最初に栽培されたことに由来するとされています。
主にイタリア・カラブリア州が産地のミカン科の植物で成長すると5m程になり、
開花時期は7~8月の夏ごろ、5枚の花びらを持つ白く可愛い花を咲かせます。
実はデコボコしているものもあり黄緑色から黄色に変化していきます。
学名の『Citrus aurantiumu ssp.bergamia』のbergamiaは、トルコ語の『bergarmudi(梨の玉)』に
由来するという説もあり、ヘタの部分がやや出っぱった洋梨型や球型の果実ができることから付けられたそうです。
イタリアでは18世紀初頭から栽培されていましたが
ベルガモットは食用としてではなく、主に香料に使用される事が多く、
表皮を他の茶葉に着香させたり、香水の原料や精油してアロマオイルとして使わており
なくてはならない香料植物として世界中で愛されるようになりました。
あの有名なナポレオンの香水としても使われていたと言われています。
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
主な成分:酢酸リナリル、リナロール、d-リモネン、γ-テルピネン、フロクマリン類(ベルガプテン)など
ベルガモットの効果・効能は?
心への主な作用
柑橘系のすっきりとした爽やかな香りが心を落ち着かせてくれます。
ストレス作用に優れており、イライラしたり不安や落ち込んでいる際の使用がおすすめ。
成分に含まれている酢酸リナリルやリナロールのもつ鎮静作用が緊張を和らげ、心を穏やかにさせるとされています。
就寝前の芳香浴にも向いている精油です。
身体への主な作用
駆風・抗菌作用・消化器系の整腸作用を持ち、身体の循環を促す作用に優れています。
柑橘系の香りにより、ストレスから来る消化不良、食欲増進効果にも向いているとされており
「身体がずっしりと重く、食欲がない時」などにおすすめの精油です。
柑橘系の精油のオレンジ・スイート等と合わせて使っても。
肌(皮膚)への主な作用
抗炎症作用に優れており、皮脂を分解する作用がある成分のリモネンなどから
ニキビなどの肌荒れにも効果的と言われています。
禁忌事項があるため肌に使用する際には注意が必要です。
ベルガモットの香りは?
香りの分類:フルーティ・フローラル調 精油の揮発度:トップノート
柑橘系のすっきりしたさわやかさを持っています。
オレンジ・スイートに似た香りですが、ややフルーツさがない
フローラルな自然な香りとなり比較的どの精油にも合わせやすいのが特徴です。
また、アールグレイティーの香料として使用されているため、
紅茶の香りのイメージを持つ方もいらっしゃいます。
柑橘系のほかネロリ、レモングラス、クラリーセージといったハーブ系とも相性が◎
ベルガモットの注意点
禁忌事項・注意事項がございます。
禁忌:光毒性作用がある成分(フロクマリン類)を含むため、肌へ使用する際は4~5時間は日光(紫外線)が当たらないようにしましょう。
注意事項:皮膚刺激作用があるため希釈して使用しましょう(広範囲に塗布する場合は1%以下からの使用を推奨します)
ベルガモットのレシピ*温湿布とアロマバス
*ベルガモットでアロマ温湿布
洗面器に暖かいお湯を入れ、ベルガモット1~2滴垂らしてタオルを浸します。
首筋を温めていきます。
血行が良くなり身体がほぐれていきますよ。
*ベルガモットでアロマバス
バスミルク 5ml~10ml
ベルガモット 3滴
ラベンダーアングスティフォリア 1滴
ローレル 1滴
バスミルク、精油をお風呂の中にいれ、よく混ぜ入浴をします。
入浴が難しい場合は、手浴や足浴でもOK
爽やかな落ち着いたブレンドの香りと、
温かさで自律神経のバランスが整えるのを期待できます。
疲れた身体に最適ですね。
試験勉強のラストスパートにも使えるベルガモット。アロマでリフレッシュをしながら、秋の夜長を過ごしていきましょう!